実写版映画公開で再び話題に!
夏が来れば必ず思い出すのは、なぜか「火垂るの墓」(原作/野坂昭如 第58回直木賞(昭和42年下半期)受賞)でございます。
と、言う訳で、昨年のお盆(07年8月14日猛暑)に「火垂るの墓」の舞台となった地を訪ね歩き、おすすめウォーキングコースを作りました。お子さんやお孫さんと、どうしても歩いて頂きたいコースです。
なぜ、何の罪もない子供が戦禍に巻き込まれ理不尽にも未来を絶たれ命を落とさなければならなかったのか、なぜ人間は残酷で愚かな戦争を繰り返すのか。命の尊さや平和の大切さ(子供は、まず、おなかがすいても、何も食べるものが無い。ってどんなにつらいことか)を歩きながら感じていただければ、幸甚に存じます。
「火垂るの墓」をご存知ない方はアニメか小説をご覧になってからお出かけいただくと良いと思います(実写版映画の公開は夏休み予定です)。
コースのルートマップをいちばん最後に載せていますので、歩く時の参考にして下さい。
小学生は夏休みの自由研究にいいかも。
■JR三ノ宮駅
今回のコースに入っていませんが、「火垂るの墓」の物語はここJR三ノ宮駅からはじまります。主人公の少年清太は昭和20年9月21日夜、ここでひっそり餓死してしまうのです。
■阪神電鉄「石屋川駅」
ウォーキングはここからスタートします。清太と妹の節子たち一家はこの駅の東側あたりに住んでいたようです。
■「火垂るの墓」の碑
石屋川公園の中に「火垂るの墓」の碑があります。清太と節子が蛍とたわむれている場面が描かれています。物語に登場する御影公会堂も往時のままの姿で、すぐ北側に(国道2号線に面して)健在しています。
■山手幹線
物語とは関係ありませんが、次の目的地、阪急電鉄「夙川駅」まで街並みが心地よい山手幹線を歩くルート選びました。
子供さんやお孫さんと同行される場合は「阪急御影駅」まで歩いて頂き、「阪急夙川駅」まで電車に乗ってください。(暑い季節なので無理は禁物です、水分補給や休憩もお忘れなく)
■阪急電鉄「夙川駅」
戦禍から逃れるため、清太と節子はこの駅の北にある満池谷の「西宮の叔母さん」の家を目指します。
■ニテコ池
物語のクライマックスとなる舞台がここ「ニテコ池」です。清太と節子はこの池のほとりの使われていない防空壕で暮らし、「蛍」とたわむれ、最期まで兄を気遣う心優しい節子は無念にも幼い命を落としたのです。
■夙川公園
まだ元気だった頃、清太と節子は海に遊びに行くことになり、この川の土手を河口にある浜まで歩きます。夙川公園の中を歩いてください(川辺に下りることもできます)。阪急夙川以南も遊歩道「夙川オアシスロード」が整備されています。
■香櫨園浜
清太と節子が遊んだ浜です。防波堤の階段を使い海辺まで行けます。現在では御前浜・香櫨園浜公園として整備され、浅瀬も作られ、海に入ることができます(泳がないでね)。近くには物語に出てくる「西宮回生病院」もあります。阪神電鉄「香櫨園」まで戻りゴールです。
【お子さんへのお願い】
・信号は必ず守りましょう。
・大人の言うことは聞きましょう。
・住宅街は、行儀よく、はしゃがず静かに歩きましょう。
・ゴミは持って帰りましょう。
・「火垂るの墓」の物語を心に刻み、大きくなってもときどき思い出しましょう。

阪神電車「石屋川駅」→石屋川公園「火垂るの墓の碑(駅のすぐ北側)」→御影公会堂(当時のまま国道2号線の面しています)・石屋川公園→山手幹線→阪急電車「夙川駅」→ニテコ筋→ニテコ池→夙川公園→夙川オアシスロード→香櫨園浜・御前浜公園→阪神電車「香櫨園駅」
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今回は構想段階から取材・原稿書きまで、物語を思い出し、涙涙で終始しました。ふだんは当たり前で感じないことですが、今の平和(戦争が無く、食べ物があり、病院があり…)は、犠牲となった方々のおかげであることを実感いたしました。
戦争で尊い命を落とされた全ての人に心より合掌。
映画『火垂るの墓』公式ホームページ