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Vol.9  大阪府茨木市の「キリシタン自然歩道」へ

大阪府茨木市には、7 つの自然歩道のハイキングコースが設定されています。
そのうちの一つ「キリシタン自然歩道」を紹介。


■スタート
阪急バス「安威バス停留所」
阪急茨木市駅もしくはJR茨木駅からサニータウン行きバスで「安威バス停留所」下車。
降り立った場所で停留所を正面に道路を背にして、左斜めの道を進みます。突き当たりを右。

■大念寺、阿為神社
真正面に大念寺。さらに左奥には阿為神社。境内から正面にある参道の階段を降り、右。阿為神社の敷地に沿うように歩きます。
阿為神社は、中臣(藤原)鎌足ゆかりの地。安威に居住した中臣藍連が奉祀。


大念寺

阿為神社

■「おさん・茂平恋道中碑」&「初田1、2号墳」

「おさん・茂平恋道中碑」の逸話は、2種類あるようです。大阪小町と詠われた「おさん」と、丹波から奉公人として来た美男の”茂平”との悲恋物語。

一つは、おさんと茂平の仲を勘違いしたおさんの主人が、代官所へ訴えたことに端を発し、姦通罪は「市中引き回し」の重罪をのがれるため、茂平の故里・丹波へ向かう逃避行。
もう一方は、2人ともが恋仲で、「かなわぬ恋」と2人は相抱き、国見峠で心中を果たしたという説。いずれもこの茨木の奥地・国見峠で終止符が打たれ、石碑は、その供養に建てられたといいます。

この実在の事件を題材にして、井原西鶴が「好色五人女」、近松門左衛門が「大経師昔暦」の物語に登場しています。
「初田1、2号墳」は、ベッドタウンの茨木サニータウンの開発で発見。「1号墳」は、横穴式石室の側壁下部の石積があります。「2号墳」は、横穴式石室がある円墳。


おさん・茂平恋道中碑

初田1、2号墳

■国見峠緑地

国見峠緑地前を通り、坂を降った「T字」を左へ。
ニュータウン前バス停留所のある「T字」の信号機を右へ。
道なりに進みます。


国見峠緑地前

ニュータウン前バス停留所

■旧妙見参道

車一台が、ちょっと余裕で通れるくらいの道幅で、田舎道。


■茨木市立キリシタン遺物史料館

同史料館へは、コースからすこし外れます。せっかく、「キリシタン自然歩道」ということなので、足を伸ばしてみました。
同館は、1987年9月オープン。1919年(大正8年)から1930年(昭和5年)にかけて、次々に貴重な遺物が発見。
さらにこの地域一帯は、1926年(大正15年)に、教皇使節が来訪して、下音羽地区とあわせて「日本の聖地」といわれるようになったそうです。

日本の歴史教科書にほぼ、必ずといっていいほど掲載されている「聖フランシスコ・ザビエル像」(重要文化財)は、当館向かいの「東家」に伝わり、1919年に発見されたもの。


茨木市立キリシタン遺物史料館
住所:茨木市大字千堤寺262。
電話:072-649-3443。
開館:9時30分〜17時(月曜は正午まで)。
休み:毎週火曜と祝日、年末年始。
入館:無料。



■忍頂寺バス停留所〜長谷口バス停留所

忍頂寺バス停留所からは、山道。民家の裏から入って、山を抜けます。
抜けると終点の長谷口バス停留所がすぐ。

終点の長谷口バス停留所は、「北山自然歩道」の終着点でもあります。

「キリシタン自然歩道」のルート的には、出発点を「長谷口」バス停にするほうが、帰路につきやすいようです。



コース
阪急バス「安威」停留所→阿為神社→おさん・茂平恋道中碑&初田1・2 号古墳→国見峠緑地→八幡宮の五輪塔→千堤寺・キリシタン遺跡(茨木市立キリシタン遺物史料館)→下音羽キリシタン遺跡→阪急バス「長谷口」停留所。約12キロ。所要時間は4〜5時間。

ところどころ、わかりにくく、迷う可能性もあるので、大阪府北部農と緑の総合事務所(茨木市/ 072-627-1121・大代表)が配布している「北摂自然歩道マップ」などがあれば特に便利。
筆者は、地図を持参せずに、建てられてある標識に従って歩いたけど、3回、迷いました。ニュータウンから里に降りてしまい、後日、改めて歩くことに。
それでも、「右か左か…」と迷う場面も。右を選んだら行き止まりだった…ということもありました。中には、道しるべの標識が、木々に覆われてて、死角になって見えないトコロも。
また、冬は大丈夫だろうけど、春先や夏場などは、スズメバチやマムシに出くわす場合も考えられるので、十分な対策が必要です。

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