
出発点は、北信太駅。大阪市内からJR阪和線で、1時間程度。

踏み切りを越えて、少し歩くと葛葉稲荷神社にたどり着く。豊かな緑に囲まれたここは、不思議な世界に迷い込んだかのよう。祭神には、葛の葉姫がちゃんと含まれているところが、伝説をきちんと踏まえているといったところか。歌が載った歌碑や、葛乃葉が姿を映したとされている「姿見の井戸」など、見所満載。葛餅を売っているらしいが人影は皆無で、入手できず。

旧府神社。ここには、白狐の化け石が祭られていている。葛の葉物語で、狩人に追われた、一匹の白狐が逃げる途中にこの石の後ろに隠れたとも、あるいは石に化けたとも言われている。

鏡池。菊の花に見とれて尻尾をだし、息子に正体を知られて、逃げてしまった葛の葉を保名と童子丸が捜索する。信太の森の奥深くまで、捜しに来た二人を見つめる一匹の白狐。その正体に気づいた保名は、「子どもが怖がるので、人の姿に化けてくれ」と白狐に懇願。すると白狐は、鏡池に姿を映し、葛の葉の姿になり、子どもを諭しながら、形見の品を渡して、再び森の奥へ消えたのだった――。という、曰くのある池。近くに姫塚古墳がある。

信太の森ふるさと館。葛の葉伝説にかかわるいろいろなものの展示、また、5世紀朝鮮半島から伝えられた須恵器、信太瓦などの展示を行っている。地域における公民館のようなところ。館内のスタッフが、いろいろ教えてくれる。

なぜか街中にどーんと立っている鳥居。左折すると小栗街道に出ます。

小栗街道沿いにあった八坂神社境内に、ひっそりと立つお百度石。本殿とお百度石を百往復すると願いがかなうとか。今は廃れたんでしょうか、この風習。

伯太神社。10柱いる祭神のうち、伯太比古・伯太比売の命は、伯太族の祖神。伯太族は、藤原不比等を養子として育てたと言われる氏族。歴史を感じます。

面白いマンホール。信太山駅の踏切を越えると、池上曽根遺跡、弥生文化博物館へと続く茶色い道が登場します。そこにあるマンホールは、弥生時代をイメージしたであろうデザインで、なかなかおもしろい。

池上曽根遺跡。1999年に復元された大型掘立柱建物とくり抜き井戸に続き、2000年までに合計7棟の建物、2001年までに各種の遺構の復元が終了した池上曽根遺跡は、2001年春、池上曽根史跡公園としてよみがえりました。建物すべてに柵がしてあり、内部まではわからなかったですが、弥生の風を感じました。

弥生文化博物館。
2007年9月29日〜12月9日まで
秋季特別展「日向・薩摩・大隅の原像―南九州の弥生文化―」を開催中です。

信太山駅。終着点です。涼しい時期に訪れることをお勧めします。
● 信太の森ふるさと館(信太の森の鏡池史跡公園)
常設展「信太の森・葛の葉の世界」…信太山の自然・葛の葉資料・浮世絵・各地の葛の葉芸能など 。ほかに須恵器などの展示も。
休館:毎週月曜日(祝休日は開館)・祝祭日の翌日(ただし翌日が土曜日は開館)
入館:無料
時間:10〜17時
電話:0725-45-0605
● 大阪府立弥生文化博物館
秋季特別展「日向・薩摩・大隅の原像―南九州の弥生文化―」…南九州の弥生文化を多彩な視点から見つめ、日向・薩摩・大隅と呼ばれたこの地の原像に迫る。さらに旧石器時代、縄文時代から古墳時代、古代に至るまでをひとつの流れでとらえ、その中で南九州の弥生文化を考える。
期間:9月29日〜12月9日
休館:毎週月曜日(祝休日は開館し、翌日は休館)
入館:一般600円、65歳以上・高大生400円
時間:9時30分〜17時
電話:0725-46-2162
サイト:http://www.kanku-city.or.jp/yayoi/
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