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特別編長野県小谷村の塩の道を歩く

長野県のペンネームふもとおやじさんから、長野県小谷村の塩の道を紹介していただきました。美しい風景と共に、関西では味わえない長野ならではのコースを堪能してください。

「信州長野県小谷村には、糸魚川〜松本を結んだ「塩の道」のうちの40kmが“古道”千国街道の様相を維持し、現在5つのモデルコースとして整備され ほとんどが土の道を歩くことができます。そのうちのひとつ「千国モデルコース」をご紹介します」

栂池高原スキー場から大糸線南小谷駅へ向かうモデルコースでほとんどがゆるやかな下りのファミリー向け、逆コースは健脚向けです。スタートは北アルプス・白馬連邦の絶景からはじまり、多くの石造物(石仏)が癒しを与えてくれます。「義塩」上杉謙信が塩不足で苦しむ 宿敵・武田信玄へ塩を送ったとされる故事はこの千国街道が由来とされています。
(注)積雪期は歩けません。


■百体観音
千国街道前山にあり、西国・秩父・坂東の石像が入り混じって安置されています。江戸末期に高遠の石工の手に建立されました。石仏は 白馬三山を望んで立ち並んでいます。観音像は村の各所に安置されたが明治になって新道の開通により行き場を失い、こころある村人たちが一体一体を背負ってここに運んできたといいます。


夕日に映える 百体観音

朝焼けの白馬連邦 (月の入り)

■沓掛・牛方宿
「沓掛(くつかけ)」は鎌倉時代まで使われた古称です。宿と宿の間にあたる「間(あい)の宿」 急峻な坂道や峠付近、分岐点、山林・原野の出入口、大河の渡河地点などの交通の要地によくある地名です。街道の西側に、白馬の山並みが迫っています。のんびりが似合う街道です。「牛方宿」は牛方が牛といっしょに寝泊りした宿です。牛方宿は、塩の道・千国街道に何軒かありましたが 明治20年ころより新しい道の開通とともに役目を終え今ではこの牛方宿が、唯一、昔の塩の道を自らが現在に語りかけることのできる 現存する建物として、貴重な証しとなっています。小谷村の有形文化財です。


田植え(5月中旬)の沓掛(オオヤマザクラ)

牛方宿 茅葺屋根は立派

■親坂
1kmに満たない距離ですが、このコースでは傾斜がきつく、塩を運ぶ牛のために道に石が敷き詰められています。街道中には牛と人との飲み場がそれぞれある「弘法の清水」(飲用は不適)、牛を休ませるのに手綱を結んだ「牛つなぎ石」牛馬の墓場でもあった「親坂馬頭観音塚」があります。


親坂

弘法清水

牛つなぎ石

親坂馬頭観音塚

■千国集落
「千国」は歴史を昔にさかのぼると政治・軍事・経済において重要でした。千国番所は千国宿のほぼ中央に位置し、塩をはじめとする荷物改めの場所でありました。番所の存在は江戸時代以前からであります。現在は復元され、千国の庄史料館とともに見学できます。


積雪期の千国集落

千国番所/千国の庄史料館

■千国諏訪神社・源長寺
「千国諏訪神社」では毎年9月15日に、奇祭とされる「ささら踊り」が奉納されます。
「源長寺」の参道には西国三十三番観音像が並ぶ。塩の道は、西国三十三番観音像に見守られながらとおります。


うっそうとした森林に覆われた千国諏訪神社

奇祭とされる「ささら踊り」

源長寺 西国三十三観音

積雪期

■大別当・小土山
庚申塔、石仏、道祖神、水車小屋、棚だなを貫ける「塩の道」。小土山の鐘馗様は立派な石造です。まず目の位置を捜してください。すると勇壮な顔が浮かびます。


大別当 まさに癒しの道

大別当石仏群

鐘馗様 背丈ほどある石造物

積雪期 雪で彫りを埋めると

■坪山庚申塔
庚申塔は街道より少し離れた高台に建つ石仏。彫りの素晴らしさに感動する。近くの民家の方に一声掛けて見学してください。


坪山庚申塔

道祖神

■小谷村郷土館・大糸線南小谷駅
郷土館には平成6年、小谷村北小谷の来馬層と呼ばれる地層から発見された恐竜の足跡の化石が展示されています。日本最古の年代に属する恐竜の可能性を示す足跡化石として特に貴重なものです。となりには名産館があり、美味しい「手打ちそば」がいただけます。
JR大糸線の内、南小谷駅〜糸魚川駅区間は電化されておらず、鉄道ファンには人気のあるキハ52機関車が3両現役で活躍しております。


恐竜の足跡

キハ52 撮影は根知駅

コース
JR白馬駅・JR南小谷駅・JR長野駅→バス「栂池高原」→百体観音→牛方宿→千国諏訪神社→坪山→小谷村郷土館→JR南小谷駅。約7キロ。所要時間は3時間(逆コースは3時間40分)。

このモデルコースは標識も多く迷うことは少ないとおもいますが小谷村公認の「塩の道ガイド」を依頼するとより有意義な散策ができると思います。村内のモデルコースは他に4つあります。また、小谷村には、みなさまに紹介したい、里山・絶景・癒しのハイキングコースが多数ございます。お時間がありましたら、ぜひ詳細は下記ホームページを覗いてください。筆者は、平成16年に 神奈川県よりこの地へ家族と移住しました。自然と歴史に感動し、また多くの人に知っていただきたいと活動しております。

古道 塩の道千国街道 古道塩の道千国街道 塩の道を歩く前にぜひ見ていただきたい。散策マップのダウロードもできます。
小谷村写真倶楽部 小谷村写真倶楽部 今の小谷をブログにて紹介。心和む、癒しの絶景写真を多数掲載してます。
姫川山麓遊行塾 姫川山麓遊行塾 里山の写真家、田中省三氏のHP。塩の道をはじめ今は見ることのできまい貴重な写真等多数



コメント (ぜひ行ってみたいなどの感想を募集しています。)

  • 塩の道祭り 5月3日〜5日 小谷村 プレイベントが5月2日に行われます。詳細は 塩の道HPを見てください。(ふもとおやじ)--2008/03/01 08:01
  • 里山 写真家で小谷村塩の道の第一人者の田中省三先生の塩の道講座(全6回)がはじまります。(ふもとおやじ)--2008/04/05 08:32
  • 塩の道講座のURL http://www.valley.ne.jp/~tanaka-s/(ふもとおやじ)--2008/04/05 08:33
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